3年前に私も参加したフィンランドスタディーツアー。
フィンランドで学んだことは、今の私にとってすごくココロの大きな変化をもたらしてくれました。
フィンランドの教育機関視察ツアーでの学び〜[まとめ] – Marikoさんの学ぶ日々
▲ 私自身が学び、影響を受けたことをまとめています。
今回は、そのツアーでお世話になったたかさんのフィンランドスタディーツアー2019の報告会に行って学んできました。
現場で学んだことを改めて共感したり、ステキなコトバがたくさんありました!
一回では書ききれないので、二回に分けてご紹介しようと思います。
今回は、1つひとつのコトバがとてもココロに響いたので、そのコトバとともに学んだこと、感じたことをご紹介したいと思います。
▲ 主催のたかさん=高坂翔輔(たかさかようすけ)さん。かもめ大学学長。
詳細はこちらから→https://kamomedaigaku.com/finland/
職員室はゆるむ場所
フィンランドの職員室、私も見に行った学校の職員室はまるでカフェのようなんです。
なんだかほっこりするなという空間なんですが、その理由は、
職員室は先生がゆるむ場所であり、先生同士でコミュニケーションをとる場所。
という考え方があるようです。
だからこそ、話全体の2割は、グチを言えることが大事。
そうやってグチすらも伝えられることで、気分がかわる。
だけど、ずっとグチ。ではなく、2割というのがポイントなんだそうです。
これは、どんな会社でも、どんな家族でも言えることなので、私も意識してみたいなと思います。
先生自身も幸せであること。
フィンランドの先生は、15時には帰ります。家族との時間も大切にしています。
それは、先生自身が幸せであることが子どもたちにもいい影響があるからです。
その人が満たされている、幸せな雰囲気というのは、周りの雰囲気がよくなります。
ここ数年は私自身も自分の幸せを大切にしていて。自分の気持ちを大切にしてきたら自分のココロが満たされてきたので、今は何か人の役にたつことができればなと思うようになってきました。
まさにそのことをおっしゃっているんだなと実感とともにそのコトバがココロに染み込んできました。
Life is beatiful. Never too late.
これは、たかさんとしても予想外で、フィンランドツアーで、もともと話を聞く予定がなかった先生からの名言なんだそう。
なかなかそのストーリーを一言では書けませんが、簡単にまとめてしまうと、
その方は、もともと10年ほどノキアのSEさんだったのが、大規模なリストラの影響でやめることになり、いろんな大変な思いもされたようです。
ですが、そのSEとして培ってきたことがいまでは大学の先生として生かせ、生徒たちから喜んでもらえ、先生として働いているそうです。
つまり、
Life is beatiful. Never too late.
なんだとさらっとおっしゃったそうです。
たまたま出会った人ですら、そんな素敵な感覚をお持ちというのもすごくいいなと思いました。
辛い出来事(ピンチ)はきっとチャンス。
それを改めて感じました。
“幸せな自立“
この、“幸せな自立“というコトバはすごく共感しました。
まさに今、私自身が目指していたことを言語化してもらえたような気持ちでした。
教育において目指したいのは、
“幸せ“だけでなくて、“自立“だけでもない、“幸せな自立“なんです。
というたかさんのコトバに大きくうなずくばかりでした。
私自身が感じていることは、
これまで仕事柄、自立学習を目指してそんな支援ができればと思ってやってきました。
自立学習って、そんな簡単じゃなくて、でもビジョンをもって根気よく続けることがコツで。
人が自立・自律して学んでいくときに関わってくるのがココロの動き。
ココロが満たされていないと、自立した学びというのはうまくいかない。
どんなに自立していて、どんなに素敵なことができたとしても、ココロが満たされ、幸せでないと、結果として素敵な時間とは言えない。
だからこそ、“幸せな自立“というフレーズはとても素敵なコトバだと思いました。
赤でバツをつけるより、みどりで丸をつけよう。
不正解を赤で、×をつけるのではなく、一人ひとりのよいところを見つけて緑の○をつける。
先日書いた、まさによいとこみつけのことと同じことをたかさんが言っていたので、トキメキました。
『人や平均点と比べるのではなく、個々の目標に向けて自分を高めていくこと。「あなたはこれができる。」というところをたくさん見つけるとできないところが薄くなってみえなくなる。』
よいとこみつけ~良いところをたくさん見つけると悪いところはかぶさって見えなくなる~学校現場からの学び~ – Marikoさんの学ぶ日々
▲ 先日書いた記事です。私が尊敬する先生は、たくさんよいところをみつけると悪いところがかぶさってみえなくなる。という表現でしたが、まさに同じことを言ってるんだと、感激しました。
まとめ
これまで、フィンランドで学んだことをお話すると、『フィンランドだからできるでしょ』と言われることもありました。
それってすごくもったいないなと思っていて、その話から何を学び、自分自身に生かし行動できるかだと思います。
私もこれまでなかなか行動できなかったんですが、小さな一歩ではあるんですが、そういった考え方や思いを発信し、人の役に立てるようなことができればと改めて感じました。