なぜ、この本を選んだかというと、今レジリエンスについて伝える中で、瞑想(マインドフルネス)の話があります。
私自身は、ヨガをすることで、瞑想の効果や必要性を感じているので、もう少し知識としても深めたいと思い、この本を選びました。
少し難しい本でしたが、最初に私が感じたことをまとめます。
Googleが実践しているSIYとは?
タイトルにもなっている。SIY(Search Inside Yourself)は己の内を探れということで、マインドフルネスに基づく、EQカリキュラムです。
グーグルは革新を促すために、自社のエンジニアが就業時間の20%を各自のコアとなる仕事以外のプロジェクトに使うことを気前よく認めている。
具体的なエクササイズとガイダンスに沿って進む道筋、瞑想を通して、他者と自分自身とかかわるためのアプローチであり、それに体系的に取り組めば、人生が一変し自由になれたとの声がたくさんあります。
結果として、自分の仕事に新しい意味や充実感を見つけた受講者もいれば、自分のやっていることがずっとうまくできるようになった受講者もいるそう。
心の平穏と幸せがずっと深まったという人も多く、ストレス要因への反応の仕方が変わったという人もいる。
今では、まず時間をかけて、物事をよく考え、相手の身になってみるので、慌てて結論を出したりしない新しい自分が好きになったとの声とある。
SIYの3つのステップ
SIYのステップには3つのステップがあります。
- 注意力のトレーニング
高度な認知的能力や感情的能力の基礎。注意力の特質を鍛える方法は、マインドフルネス瞑想と呼ばれる。
- 自己認識と自制
鍛え上げた注意力を使い、自分の認知的プロセスや情動のプロセスを高い解像度で知覚できるようになる。そうすると、自分の思考の流れや情動のプロセスを明瞭に観察できるようになる。
- 役に立つ、心の週間の創出
誰であろうと、人と会ったらかならず、この人が幸せになりますようにと反射的に思う週間が身についていることをイメージしたい。
2分でできるマインドフルネス
やさしい手法はたんに2分間、穏やかで一貫した注意を自分の呼吸に向ける
もっとやさしい手法は、ただ、2分間座っているだけ。何かを『する』モードから『あるがままでいる』モードへ切り替えることです。
この単純なエクササイズがマインドフルネスの練習になる。
ただ、あるがままでいることを学ぶという単純な行為があなたの人生を変えうるそうです。
少しずつ、意識してマインドフルネス実践していきたいと思います。