私は以前から人前で泣けなかった。卒業式で泣いたことはないし、結婚式でさえ泣かなかった。他のシーンで、泣きそうになったことは何度かあっても、いつも我慢。
初めて人前で大号泣したのは、大切な友達が亡くなったときだけでした。普段泣かないので、一生分泣いたんじゃないかと思うくらい、泣きました。
年齢を重ねるにつれ、泣けるようになってきたのですが、まだ、人前で泣くことにとても抵抗がある。何度か泣いたことがありますが、相当溜まっていたときだと思います。
”約束された道”の本を読んでいたら過去の記憶が蘇ってきた。
なぜ、こんなことを突然書いたかというと、この本を読んで、ふと感じたからです。
🔼ブログ講座でお世話になった、立花さんからのプレゼント企画でいただきました。(感想などはまた書きます〜)
『約束された道』。私にはすごく”しっくり”くるタイトル。
出会うべきときに出会うべき人に出会い、必要なときに壁がやってきて、自分の向かう道が自然と出てくる。私自身、過去を振り返ってみると、いくつかのターニングポイントがあります。
何かに導かれるように、私が行くべき道に導かれるように、たくさんの人と出会い、たくさんのきっかけをもらい、たくさん助けてもらい、ココにいられる。
そして、今、たくさんの壁が私の前に来ていて、涙とともにすこしずつですが、私の心がときほぐされてきている気がしている。
本を読みながら、改めてそんなことを思いました。
そんなことを考えていると、数年前に出会ったワークショップの中で私が描いた絵で、私が泣いたときのことがふと蘇ってきました。
自分のココロに目を向けたら涙が出てきた。
数年前にマザーアースエデュケーションの講座の中で、カウンセリングマインドの講座に参加させてもらいました。そのときに、こんな絵を描きました。
🔼これはそのときの私のエネルギーを色や形で表しています。
中心の赤〜い何かメラメラと燃えている私の心。その周りには水色の柔らかい何かがあって、守られている。さらにピンクでもっとあったかいものと薄いオレンジの二つから大切に守られている。メラメラ燃えている中にも、ピンクのあったかい部分があって、居心地がいいはずなんだけど。でもそこから抜け出したい気持ちと抜け出したくない気持ちとが戦っている。気持ちのどこかには、濃いオレンジのようにそこから抜け出したら、そこにはお花畑のような素敵な世界が広がっている気がしていて。なんとか抜け出そうと、もがいてる。
具体的に誰のことを指してるとか、こんな出来事とか、私の中ではたくさんあるのですが、エネルギーとしてとらえてもらえたらと思います。そんなことを描いていた気がします。
とっても居心地がいいはずなんだけど、そこから抜け出したくて、でも居心地がいいから失いたくなくて、でも抜け出して、生き抜く勇気がなくて、なかなか抜け出せなくて。バランスもとれないし、モヤモヤしている状況だった。
これを描いたり、伝えたりするワークショップの中で、自分のココロの中に触れられそうになった時、一言適当なことを言って、逃げようとした。
『そんな言い方で片付けない方がええと思うけどな』と言われて、泣きたくなかったのに、泣いてしまった。泣く自体が自分にとっては、本当に嫌だったし、まだなんでかわかっていないけど、なぜか涙が出てきた。
だけど、気付いてもらえたことが実は嬉しかったのかもしれない。
そのあと数ヶ月間は、なぜかいろんなことへのやる気がなくなってしまった。何かがほぐれ、その時はきっと私に必要だったんだと思います。
数年経った今、この絵を見たときに、もう、そこの戦いがなくなったって気がつきました。あの涙から、何か自分の中で固まっていたものがほぐれ、すこしずつ前に進めてきたのかな。
最近は新たな自分との戦いが現れてきている。少しずつほぐしていこう。