子どもたちの自己決定する力を育む〜主体的に学ぶ姿勢を育むコツ〜

最近、仕事でも少しずつチャレンジをしています。

これまでは、正直、言っても伝わらないと思うことが多く、無難な話で終わることが多かったんです。

だけど、自分がつまんないなと思っていることは誰にも伝わらない。

今回チャレンジしてみたら、すごく喜んでもらい、学校の通信に載せるネタができたと言っていただきました。

自分自身が本当にいいと思うことを伝えていきたいなと思うようになってきつつあるので、ここでもご紹介したいと思います。

主体的に学習するとは?

私の会社では、主体的に学ぶための教材を提供しています。

プリントがたくさんあるので、先生が活用されたり、子どもたちが自分で選んだりして、学習ができます。

習熟度に合わせて学習プリントを選んで学習できるんですが、意外とそこまでの活用ができる学校って全国的になべて見ると少ないんです。

子どもたちが自分で選ぶ活用をされている学校の先生からいただく言葉が本当に心にしみるんです。

子どもたちの学習において大切なのは自己決定すること。

これまでの学習は、先生から与えられた課題だけをすることが多かったように思うし、かなり変化してきた今でもまだまだあるかもしれない。

先生から課題を渡すことがダメといいたいわけではなくて、もちろん課題を与えることも時には必要で、それとともに、自分でやりたい学習を見つけて学習をしていくことが必要だと私は思っています。

変化の多いこの時代にを生き抜くために、大量生産の時代のように、言われたことだけやればよい!というわけにはいかない。

自分で判断していくチカラが必要。

つまり、自己決定する力。

子ども時代はたくさん失敗するチャンスなんです。

学力向上のことを仕事としている私ですが、正直、点数が上がることだけを大切にしているわけじゃないんです。

一番は、子どもたち自身が自分で学習を決めて、自分で取り組んでみる、主体的な学びを引き出すこと。

なんで勉強するの?とよく聞く子がいますが、それはたぶん、自分で決めた学習をしていないから。

私たちが生まれてから小さい頃にあれ何?これ何?どうしてこうなるの?と聞いて学んできてきたはずなのに、いつのまにか忘れている。

学びって本来そういうものだと思っていて、自分が学んでみたい!って思うことをとことん学んでみる。

だから、とにかく自分で決めてやってみることなんです。

自分で学習する内容を決めたら8割学習ができたものだ

この言葉が私の中でずーっと響いてるんです。

学習は与えられるものではなく、自分で選ぶことができれば、学習はほぼできていると言ってもよい。ということです。

わからないところがどこか自分で考えることが学びなんです。

最初はわからないところもわからない人もいるけれど、とにかく自分でやることを決めてみること、自己決定する練習をすること。

徐々に自分の苦手もわかるようになる。

そうやって学んでいくことなんです。

私の例

中学までは、集団授業の塾に通っていました。

学校は当然のように、座って聞いてるだけだったし、大学受験を意識しだしたころ、みんながいくような集団授業の塾にはいきたくなかった。

なので、親にわがままを言って、少しお高いめの個別指導の塾に通わせてもらった。

自分のためだけにアドバイスをくれるし、自分のペースで学習ができる。

ただ、ポイントポイントで集団授業も受けたけど、やっぱり、個別指導がよかった。

そして、出された課題以外にも、Z会も取っていたので、自分で何をするかを計画を立てて、学習をしていた。

想定した時間にできなかったり、うまくいかないこともたくさんあった。

だけど、親に言われたからじゃなくて自分で決めたからできることをやった。

こうして決めたことを尊重してくれた、親には本当に感謝です。

まとめ

人生は全て選択。

自分で学習する内容が決められたら学習の8割ができているようなものだ。

何をやっていいかわからない場合もあるけど、自分で選択することなんです。

そしてトライアンドエラー

教育現場ではその場でできるようにしないといけないと思いがちだけど。

時間をかけて導いていくこと必要。

その校長先生からも、

”自分で調べて、自分で考えたものはすごく身についた”

というご自身の経験を思い出されていました。

そういうことなんです。

その先生も塾にいくことで、もしかしたら、自己決定の機会がなくなっているのかもしれないっと言っていました。

私自身も通っていたので、学習塾がいらないとは思わないけど、学習の仕方も改めて考える時が来ているのかもしれないなと思います。