『フィンランド式叱らない子育て』から学ぶ、子どもへの褒め方[書評]

普段、まちを歩いていたり、電車を乗っていたりして、よく大人たちの怒る声がすごく気になります。当然、怒っちゃダメではなく、どう伝えるかによって、子どもたちの反応って大きく変わると思うんです。そして本当に伝えたいこと(叱りたいこと)が子どもたちに伝わるために、それ以上に褒めて欲しいのです。

フィンランド式叱らない子育て』の本を読んで、共感した部分をご紹介します。

『フィンランド式叱らない子育て』から学ぶ

子どものことをどのくらい普段、褒めているでしょうか?お父さん、お母さん、それぞれのくせがあると思います。褒める割合を考えてみて、半分以下って方は要注意かもしれません。

あるセミナーで4:1の法則というのを聞いたことがあるのですが、人は4回怒られて1回褒められていた場合に、1回褒められたことよりも、4回怒られたというイメージが強く残って、否定的にとらえていまいがちです。だから、4回褒めて1回叱るくらいの感覚で、関わってみるといいかもしれません。

「褒めてますよ」って方も、一度立ち止まって、怒ってる割合と褒めている割合を比べてみてください。すぐにその割合にならなくても、いつもより一つ二つ褒める割合を増やしてみてください。

本の中では褒め方が6つあって、子どもをほめる方のパタ-ンを増やすを推奨されています。(引用+まとめ)

 

お礼でほめる
「お礼でほめる」ことは、とても自然な方法です。子どもも 受け入れ やすく、 さらに良いことには、お礼でほめられ続けた子どもは、 人に感謝することに慣れていきます。そして自分でも、どんどんお礼を言うようになるのです。

「◯◯してくれてありがとう」「◯◯するなんて素敵」

 噂でほめる
「噂 でほめる」とは、子どもに対し面と向かってほめる代わりに、第三者を介してほめる方法 です。

『子どもに聞こえるように、祖母に電話でほめる』

言葉を使わずにほめる
多くの子ども、特に思春期の子どもたちは、言葉でほめられるよりも、言葉 以外の方法でほめられることを好みます。

『ハイタッチや拍手」など。
質問でほめる
「この色塗りは素晴らしいわ。こんなふうにできる人はそういないわね。こんなふうに仕上げる秘密を教えて。」など
努力をほめる 
子どもが望ましい行動をとったとき、大人は自然にほめることができます。しかし、大人が望む通りの行動はまだできてはいなくても、子どもがそうしよう というそぶりを見せたときにも、ほめることができます!

 

褒めるのが本当に上手だと周りの方から褒めていただくんですが、褒めすぎて逆に嘘くさいと言われます。笑 たぶん、このパターンの違う褒め方を自然としているのかなと思いました。

特に、『努力をほめる』は意識して使います。親や私たちが褒められなれていないこともあると思いますが、小さいことでも褒めていくことです、、

私が尊敬する先生から聞いた話ですが、褒めるシーンを作ることも大事。

褒めれるところまで、ゴールを低くするのです。目標が高いとなかなか褒められません。だから、最終目標に行くために、小さな目標をいくつも作って褒めるのも一つの手だと思います。

子どもと関わるのもあり方も私は大切だとも思っていますが、心はそんなに簡単に変わらないので、まずは技術を磨くとあり方も変わってきますよ。