レジリエンスの本『子どもの「逆境に負けない心」を育てる本-楽しいワークで身につく「レジリエンス」』をさらに読み進めました。心理学でまさに学んだ、「モノの見方」。別で関わらせてもらってる、学校向けのワークショップでも、まさにこの「モノの見方」を考えます。私はいまだに、向き合いきれていないのかもしれないと本を読んで感じました。
モノの見方とは
物事が起きたときに、人は自分のモノの見方、捉え方があって、自分の色メガネを通して、周りを見ている。
以前に聞いた例で、「雨が降っている」という出来事にたいして、ある人は「雨が降ったからお気に入りの傘で出かけられる」と思い、ある人は、「雨が降った、最悪だ、やりたいことができない」と悪く思う。
このコトバが出るまでに、自分の捉え方から自分の感情へと変わっているわけです。
ちなみに、私は雨が降ることに関しては、「私が出かけるときに雨は降らない」ってモノの見方があります。
この気持ちのおかげか(笑)、奇跡的なくらい、晴れます。沖縄に行ったときは、台風を移動させました。笑。
この前の北海道のときは、その日、日本一暑い場所付近にいましたし、車に乗ってるときにしか雨が降らなかったんです。
雨にたいしてはこれほど、強気な発言の出来る私ですが、なぜ、レジリエンスを学ばないといけないくらいの心理状況になったのかを改めて考えてみました。
7つのネガテイブな捉え方
本の中では、7つのネガテイブな捉え方でまとめられていました。以下、本より一部まとめてみました。
「捉え方のくせを肩に乗るオウム」にたとえていて、私たちそれぞれの肩に乗っていて、起こった出来事を早口で私たちに説明してくれます。
時には何万羽のオウムが乗っていて、一部のオウムがひねくれて、偏った見方から物事を説明することがあります。
1.心配オウム
未来を心配するオウム。不安、恐れ、緊張。ああなったらどうしよ、、、など。
2.あきらめオウム
問題を目の前にすると、立ちすくみ、動けなくなります。無力感、脱力感、不安。「自分にできるわけないよ」
3.罪悪感オウム
すべて自分の責任と考えがち、自分を責めることに多くの時間を費やします。罪悪感、不安、焦り。「全部私が悪いんだ!」
4.非難オウム
すぐに人のせいにします。怒り「あいつが悪いんだ!」
5.正義オウム
いつも正しいか正しくないかや公平さをいつも気にします。神経質で、公平でないと、嫌悪、怒りを感じます。「そんなことはすべきではない」
6.敗北者オウム
他人と比較して自分は他人より劣っていると思いこんでいます。敗北感、劣等感、憂うつ。「みんな私よりすぐれている」
7.無関心オウム
問題から目を背け、放っておけば、いつの間にか問題が解決すると信じ、将来のことを考えません。脱力、将来について無関心。「興味がない」
私自身も当てはまることがたくさん。特に、1.心配オウム、3.罪悪感オウム、5.正義オウムが悪さをしているような気がする。改めてみてみると、きづかされる。
特に今一番大きかったのが、心配オウム。こう言ったらどうなるかなぁとか、うまくいかないかもとか、悪い妄想ばかりしていました。
少し心配オウムがいるってわかったら、大丈夫って言い聞かせるようにしたら気持ちが楽になった気がします。
まずは自己理解。改めて感じさせれました。