ファシリテーションを学ぶ中で、出てくる、アサーションというコトバ。
まさにYes, andをすることなんですけど、改めて読んでみました。
本からの学び〜筆者の思いを感じる〜
アサーションとは、人間関係における、自己表現のこと。
自分のことだけを考えて表現する
相手のことだけを考えて表現する
どちらもいいとか、悪いとかではなか、そのバランスのとれた自己表現のことがアサーション。
つまり、自分も相手も大切にした関わり方のこと。
人間関係の持ち方には、3つのタイプがあります。
・非主張的(引っ込み思案、卑屈、消極的など)
・攻撃的(強がり、尊大、無頓着など)
・アサーティブ(正直、率直、積極的など)
この、3つ目のアサーティブな関わり方のことです。
アサーションができない人は、まずはできていないことに気づき、自分の言動を意識することで、行動が変わります。
アサーティブになれない理由を知る
アサーティブになりたくても、なれないのにはいくつか理由がある。
私が特に納得したのは、
・感情を理解できていない
ということ。
これは、レジリエンスでも学んだのですが、自分の感情や自分の捉え方に気づかないと、‘なんかイライラする‘ので、アサーティブな表現ができなくなってしまいます。
自分の感情を知ることで、行動が理解できます。
そのほかにも、
・結果や周囲を気にしすぎる
・基本的人権を使っていない
・考え方がアサーティブでない
・アサーションのスキルを習得していない
など、自分自身の状況を知ることで、アサーティブな関係を作っていくことができます。
アサーショントレーニングは、まさに私が学んできた、ファシリテーションと似ているなと思いました。
ファシリテーターはまさにアサーティブな関係を作れるスキルがないと、成り立ちません。
そのために、行動分析から自己を知り、Yes, andな関係を作っていく体験をすることだと思います。
そんな場所も作っていきたい!
アサーションに特化して読むのにぴったりの本でした。