前回のこちらの記事、インターネットで調べると、いろいろ出てきます。
その中で、興味深い記事がこちら。Twitterでもかなりシェアされています。
「小中学生の宿題は効果なし」というのはデマ。クーパー教授の主張は正反対 https://t.co/INdU0rxwur
— 妹尾昌俊(教育研究家) (@senoo8masatoshi) June 25, 2018
この記事の中で、クーパー教授の英語の文面が掲載されています。
そこから少し考えます。
クーパー教授の英文から学ぶ
クーパー教授の研究について、英文で読んでみます。
DUKE STUDY: HOMEWORK HELPS STUDENTS SUCCEED IN SCHOOL, AS LONG AS THERE ISN’T TOO MUCH
こちらがタイトル。どう読みますか?
デューク大学の研究:宿題は適量であれば子どもの成績向上に有効
ちなみに、日本の記事のタイトル
小中学生の宿題 成績向上に効果なし 宿題は禁止に値する
このタイトルだけ見ても日本のメディアの書き方と大きく違いませんか?
英語の中に書かれていることのポイントを少しまとめます。
・これまでの調査研究で宿題は成績に良い影響があるとまとめている。
・多すぎる宿題はあらゆるレベルの生徒に逆効果になることがある。
・1年進級ごとに10分が目安で、高校3年生でで2時間。それ以上は効果は上がらない。
・宿題はやる方がいいが、量ややり方は発達段階や家庭環境に合わせて変えて行くことがよい。
日本の新聞記事は
・宿題よりも子どもが「楽しい!」と思う時間を増やすことの方が、成績向上につながるとし、「小学生の宿題は禁止に値する」と述べている
・宿題のプラスの効果が現れるのは高校生活の年齢になってからで、それでも、1日2時間以上の宿題は逆に成績を下げることがわかった
見比べてみると、やっぱり、違うように感じる。
タイトルによっても、大きく受ける印象が違う。
冷静に見ていかないといけませんね。
まとめ
今回の記事を読んで感じたこと。
日本語の情報だけでなく、英語の情報でも知る重要性。
フィンランドの教育視察でも学びました。
自国のニュースの見方と海外の見方の両方を知る必要性。
日本の報道の自由度。世界から見ても決して高くない。
https://togetter.com/li/1221564
一つの情報だけでなく、さまざまな情報を知ろうとすることも大切だなと改めて思います。