主体的な学びのためのポイントについて、
自分で決める
任せる勇気
について書いてきました。
いざ子どもに任せてみたけれども、うまくいかない!それも当然なのです。
必ず失敗が出てきます。
これがすごく必要なのです。
任せてうまくいかないと、主導権を大人に戻してしまうのは本末転倒です。
この失敗からともに学び成長していくきっかけになります。
失敗しても、あきらめない
子どもたちに学びの主体を渡すと、大人が思うようには進みません。
失敗はつきものです。
ただただ騒がしくなって学びの機会にならなかった。
子どもたちが自分で学び出さなかった
などなど、それぞれの環境でいろいろ起こります。
だからあきらめて、主体を子どもたちから奪ってしまうと、意味がありません。
そこから一緒に学んでいくことがファシリテーターの役割です。
時間はかかるかもしれないが、必ずできると信じきる
もちろん、学級崩壊のようなことが起こったときや、収集がつかなくなったときには、一時的に元に戻してもいいかもしれません。
でも、大人ができると信じていないと、今後もできるようになりません。
思うだけではダメだと思うかもしれませんが、まずは、子どもを信じる心!というものは必須です。
その上で、対策を講じて行きましょう。
スモールステップを作る
どこが失敗だったのか?を考えていきます。
おとなだけで考えるより、子どもたちと一緒に考えられるといいですね。
おとなの思いは理想の姿があって、そこまで一気に行こうとすると、なかなかうまくいきません。
課題を見つけて、小さなステップを作っていくことです。
例えば、丸つけの時によく聞くこと。
子どもは間違えてても丸にする時があるからおとなが丸つけする。
たしかに、最初から丸つけが上手にはできません。
特に小学校低学年の子たちはたくさん間違えるでしょう。
それもスモールステップで、まずは自分でやるチャレンジの時間を設けてあげる。
そして、そのあと、おとなが一緒にできているかを確認する。
間違えていたら教えてあげる。
小学校高学年になると、ズルをするようになる。
たしかに、そういう子もいます。
きっとそれにも理由があるんでしょう。
全問正解じゃないとオッケーしてもらえないから全問正解のフリをするとか、それぞれ理由があります。
そんな時は、間違えを良いことと伝えたり、間違いをちゃんと見つけたことを褒めたりする。
など、それぞれの学習状況に合わせて、ステップを作ってあげることです。
過程を褒める
スモールステップを作ることとリンクしますが、完成した姿を褒めるのではなく、小さくできたことをたくさん褒める。
過程を褒めるということです。
私はすごくこれが得意なようで、周りの人から褒め上手とか、上手いこと言って〜とか言われます。
私の発言をだんだん嘘くさく思えてくる人もいます。笑
でも、本当にそう思ってるんです。
だって、それぞれの良さを見つけているだけだから。
それくらい嘘をつかず、過程を褒めるということをもう一度意識してみてください。
Marikoさんのまとめ
失敗した時がチャンスです。
失敗してもあきらめず(レジリエンス力で!)、子どもたちを信じ、間違いはいいことだと伝えて、そこからスモールステップにできることを増やしていく!
これが主体的な学びの第一歩なんです。
できないからと言って、おとなが子どもたちの学びの成長を止めないこと、それを意識すれば少しずつ変わっていきます。