主体的に学ぶためにどうしていけばいいのか?
関わり方によって大きく変わる。
その2は任せる勇気についてご紹介します。
学校現場でよく聞く声
主体的に学ぶ事例をご紹介した時、多くの人がすごい〜って声を上げてくれます。
しかし、そのあと聞こえてくるのが、
‘この学校の子たちに無理です‘
という声。
それぞれの学校の事情はもちろんあります。
本当に大変な学校も見てきました。
おそらく‘今は無理‘という意味なのかとは思いますが、今なにかを始めなければ、目の前にいる子どもたちに主体性は身につきません。
‘今はできない‘で終わるのではなく、どこから始めれば、少しでも主体性が身につくかということを大人が考えていきたいものです。
私自身も現場の様子に対応しながら、できることをお伝えしてしたいです。
でも、考えても想像と違うことが起こり得ます。
だからこそ、一度任せてみる勇気を持ってみる。
小さな枠でもいいので、任せてみる。
コントロールできないのは不安なのですが、少し手放す。
そうすると、動ける範囲が増えるので、自分で少し考えるようになります。
それが主体性の始まりです。
ノミの話
ノミは小さいのですが、とても高く飛べます。
自分の体長の60倍くらい飛べるそうです。
しかし、小さな透明の箱に入れると、その高さまでしか飛べなくなります。
少しその中に入れておいて、箱から出すと、、、
その箱の高さまでしか飛べなくなるそうです。
あきらめてしまったんでしょう。
親子、先生と生徒など、関わる中でも同じことをしていないでしょうか?
していない!!と思っている人ほど、注意が必要かもしれません。
知らず知らずのうちに、コントロールしてその子がやろうとしている気持ちにフタをしてしまっているかもしれません。
一定の枠の中で、高ーく飛べるように、支援してあげるのが、おとなの役割であり、ファシリテーターなのかなぁと思っています。
そのためにまずは、そのフタをとる!つまり、一度任せてみる。これが、2つ目のポイントです。