その1からの続きです。
私の人生最大のレジリエンス力を発揮した日々 その1〜友人の‘死‘から10年 辛い出来事からの気持ちの変化〜 – Marikoさんの学ぶ日々
大学時代へと続きます。
たまに会っていた大学時代。彼女からの病気の告白
かなり、記憶を消してしまっていて、どのくらい会ったかももう覚えていないんですが、たまに仲良いメンバーと一緒に会っていました。
お酒が飲める年齢になったので、みんなで飲もうよーと話していて、私が当時みんなに声をかけることが多くて、彼女にも声をかけたときに。
‘お酒を今控えてる‘
と返事があって、そうなんやーって思って、無理して飲まなくていいし、よかったら会わない??と誘ったら、来てくれました。
その日の集まりのことは全然覚えていない
。
その帰り道、みんなと別れて、同じ地下鉄に乗るので、二人になったときに、もう少し喋ってから帰ろうってなり。
駅のホームの椅子に座って話しているとき、おもむろに、彼女から‘ウツ‘だと教えてもらった
誰にも理解されないから、誰にも言わないでほしいと。
彼女は治そうと、薬を飲んだりしてるって教えてくれた。
でも、やはり、‘ウツ‘の原因だったり、細かいことは教えてくれなかった。
(今思えばそこも聞くべきじゃなかったのかもしれないけど)
もちろん、無理して言う必要はないよとは伝えていました。
否定もしないし、そっと見守るよって気持ちは伝わっていたかなぁと思います。
また会おうね〜と言ってその日は別れた。
しばらく連絡を取っていたり会ったりしていた
彼女の告白から、しばらくは毎日とかじゃないけど、ぼちぼち連絡を取って、たまに誘って会っていた。
もちろん心の中を詮索したいとかではなく、心配だったのと、ただただ、彼女と話をしたかったから。
たぶん、彼女は私のことを信頼してくれたのかな。何度か会っていた。
いつもは私から誘っていたのが、ある日、彼女から遊ぼーと誘ってくれた。
大学の近くに一人暮らしをしていて、大学へ遊びにいくのと、そのお家にも行くことに。
最後に会った日
実は私は就職が決まったあとだったので、なんとも能天気に彼女の大学へ遊びに行きました。
会った印象はしんどそうな表情に見えたから、しんどくない??ときいたら、全然大丈夫と言った。
話している感じはそこまで変な感じではなかったので、楽しく過ごした。
ホルンの大好きな彼女は、オーケストラ部に所属していて、その部室に遊びに行った。
私は楽器を持っていなかったけど、二人でホルンを吹いて遊んだ。
その後、大学の構内もぶらぶらしながら、彼女がたんぽぽの綿毛を見つけて摘んだ。
彼女は、ふーっと綿毛を飛ばすのではなく、茎を持って左右に振って綿毛を飛ばした。
そしたら、彼女の髪の毛に綿毛がついていた。
私は面白くて笑いながら、‘摘んだ罰が当たったんやわ〜‘って話して、‘そんなことない‘と彼女も笑いながら遊んでいました。
そして、彼女のお家に行って、まったりしていました。
何時だったんだろうか、お昼だったのかなぁ。まったく覚えていないけど、彼女が作ったカレーを出してくれたので美味しくいただきました。
あとは、なんかなんでもない話とか、大学での研究の話とかしました。
大学で人間科学を先行していた彼女の研究を聞いて、今でも忘れられない話。
牛乳と身長の関係について
牛乳を飲むと本当に背が伸びるのか?ということを調べた話を教えてくれた。
150cmくらい?(当時、ミニモニに入れる入れないの下りをしていた感じ)の彼女は牛乳などの乳製品が大好きだった。
彼女より背の高い人たちで牛乳が好きな人が少なかったそう。
身長と飲む量を関連付けての調査をしたんだと思います。
結果、‘牛乳を飲めば飲むほど、背は小さくなる‘という結論に至ったと、爆笑しながら教えてくれた。
そんなこんなで今度はチーズケーキを食べようという話もしました。
夕方になり、帰ることになったけど、彼女は彼氏のところへ向かうために、途中まで一緒に電車に乗り、次はチーズケーキ食べようね〜といって先に電車を降りていった。
電車の中から見た、少し俯き加減でエレベーターに乗る彼女の姿が最後となりました。
次、別れの日に続きます。