私自身は英語を話せるようになるまで、とても苦労しました。
外大へ行くために一生懸命英語を勉強したはずなのに、初めて行ったアメリカの語学学校ではほとんど英語が話せず、悔しい思いをしました。
その悔しい経験のおかげで学び方を変え、今は“話せる“くらいにはなりました。
この一口に“話せる“と言っても、人によってその程度はさまざま。
いざ話してみても思ったほどじゃない・・・なんてこともあるし、そんなに話せませんと言っている人がものすごく上手だったりすることもあります。
そしてそんな話せる状況はどうでも良くて、楽しく話せるのが一番だと思っています。
海外の友達との会話ができたり、フィンランドで聞いた英語も8割理解できて、英語の講座の内容も8割がた理解できたりすること、そして話せることが楽しくて仕方ありません。
昔の英語教育では足りなかった、”楽しく話す力“をつけたい!と思うあなたへ送る、私のオススメの英語学習法をご紹介します。
英語を”話せる”とは?
世の中には〇〇だけで英語が話せるようになる!という広告であふれているように感じます。
もちろん、それぞれの教材は素晴らしい要素がたくさんあると思います。
ただ残念ながら、一つだけすれば英語が話せるようになるのであれば、今頃日本人はみんな英語が話せています。
こんなにいい教材がたくさんあるのにどうして話せないか?
それは、英語を話すための要素は一つじゃないからです。
そもそも英語が話せるってどういうことでしょうか。
私が英語を話せると思うようになった時
一口に英語を話せると言っても程度の違いが大きいと私は思っています。
私自身もだいぶ英語が話せるようになりましたが、1年以上留学してたくさんの外国人とコミュニケーションしてきた人にはかないません。
私は学生時代に、3週間の語学学校(アメリカ)と2週間の語学学校(マルタ )と、ホストファミリーに英語でマルタ 語を教えてもらった3週間のマルタ 生活しか、海外で生活をしていません。
それ以外は、全て日本国内で英語を学びました。
最初のアメリカであまりに喋れくて、そのショックで学び方を少し変えましたが、一番英語力が伸びたと感じたのは大学を卒業してから、毎日学び続けた数年後でした。
ただ、話すスピードは遅いし、結構、慎重に話します。
だけど海外に行って言語で困ることはないし、海外から友人を招いても話すのに困ることはありません。
だからある程度”話せる”と言えるようになりました。
この話せる!と思えた瞬間も突然やってきます。
英語のレベルアップは3ヶ月単位
これは、留学経験のある友人たちが必ず言っていたことですが、英語のレベルが上がったと感じるのは、だいたい3ヶ月単位なんだそう。
イメージとしては、タクシーのメーターみたいな感じで、毎日英語でコミュニケーションをとっていくと、3ヶ月後くらいには、あ!ちょっと喋れるようになっている!と感じるんだとか。
その次は6ヶ月後。そして、その先は1年後
恋愛みたいな感じのようです。3ヶ月と言うのは別れる鬼門だそうですがそんな感じです。
これは英語の環境に身を置き、しっかり話すことをした場合です。
なので、やっぱりどうしても継続することが大切と言うことになります。
英語を話すための3つのskill
この“英語を話せる“というのは、いろんなレベルがあると思います。
まだ話せないと思うなら、いいとか悪いとかではなく、自分の状況をしっかり把握して、必要な学習をすることがオススメなのです。
英語を”話す”ためには、3つのskillが必要なんではないかと思います。
その3つは
speaking skill(話す力)
これは文字通り、話す力のことです。英語の文章を伝わりやすいように組み立て、ある程度文法の知識を学び、それを使って話せる能力のことです。
要素としては、簡単な文法、フレーズや単語をよりたくさん知っていることです。
listening skill(聞く力)
聞く力は相手が何と言っているかを聞く力です。英語はいろんな地域で話されているので、その方言や早いスピードの会話が理解できるかということです。
communication skill(コミュニケーション力)
ある意味これが一番大切だと思っています。とにかく聞きたい!話したい!という気持ちがあること、そして間違いにめげることなく、チャレンジし続ける姿勢です。
これさえあれば、何とかなります。これだけは人と話さないとつかない力です。
ただ、効率よく学ぶには、speaking skillの中にはreading skillが含まれるし、listening skill の中にはwriting skillも入ります。
話すためには、読む力があると早く上達するし、聞き取ったことを書く力があれば、メモができて復習しやすいです。
1番忘れてはいけないのが、communication skillです。
日本人は特に弱いかもしれません。私は典型的なタイプでcommunication skillが圧倒的に足りていませんでした。
このcommunication skillは、とにかく誰かと話したい!という力で、間違いを恐れず、なんとかして伝えようとしたり、なんとかして聞き取ろうとする力です。
これがないことには進歩しません。
3つのスキルを踏まえてどこまで話せる状態を目指す?
話せる!といえど、わたしの中の基準では、2パターンの人がいると思っています。
・ネイティブ並みに話せる
=何を言われても対応できる。わからないことがあっても聞き返せる
speaking力 どんな単語も使いこなせる
listening力 どんなに早い英語も、どんな方言の英語も理解できる
・生活には困らないほどに話せる←私はこっち
=わからないことがあるとフリーズしてしまうこともあるが、ある程度のことは理解でき対応できる。わからない単語の特徴を説明できる
speaking力 わからない単語を調べて話の続きを話せる。わからない単語があったときに、質問できる
listening力 7割は理解でき、会話のおおよそはわかる。ただ、英語ネイティブだとわからないこともある。
留学や本気でしていた人は、ネイティブ並みだと思いますが、私のように短期留学しかしていないタイプはとにかく、生活に困らない程度に話せることを目指すことをオススメします。
なぜなら、世界の多くの人にとって英語は第二外国語なのです。
だから、英語は完璧に話す以上に、コミュニケーションとして英語を話せることを目指すのがよいも思っています。
3つのスキル別!オススメの学び方
英語を話せるようになるためには、まずは自分の状況をしっかり把握し、その弱い部分を強化するトレーニングが必要です。
speaking skillとlistening skillは、一人の学習で始められますが、communication skillは誰かとしないといけないのです。
それぞれのスキルを高めるためのコツをご紹介します。
speaking skillを高めたいあなたへ
speaking skillを高めるには、とにかく自分の言いたいことを英語にして口に出してみることです。
その言いたいことをまとめるために、英語の構造を知る必要があるし、英語の特徴を知って、組み立てをしながら話していく練習をすることです
英語を話せるようになるためには、自分の言いたい日本語を言い換えるトレーニングをする
英語と日本語の違いを知って構造を知ってフレーズをつくるトレーニングをする
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