[書評]書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート〜自己肯定感を作る “6つの感”〜

自己肯定感というフレーズはこれまでもたくさん言われてきているので、もはやあたり前ののフレーズ。

ですが、私自身は見えないココロのことを自己肯定感って一言で言ってしまうことにとても違和感がありました。

以前に、ある学校の先生から教えてもらって、自己肯定感と同時に私が大切にしていた言葉が、自己有用館と自己効力感。

参考:自己肯定感と自己効力感と自己有用感を考える

▲過去に書いた記事です。

それに加えて、別の学校の先生と主体的な学びを再定義して、自己決定(自己選択)することを意識するようにしています。

参考:幸せを感じられるのは、自己選択できているとき[日々の学び]

▲これも過去に書いた記事です。

そんななか、本を見つけて、私が感じていることが全てまとまっていたので、嬉しくなった本がこちらです。

この中からのおすすめの理由をご紹介したいと思います。

自己肯定感ってなんなのか?

これまで、いろんな自己肯定感に関連することが言われてきました。

自己肯定感とは、自分自身がそこに存在していいという感覚と私は思っていました。

これでは少し説明が足りないように今は思いますが、本の中では、

『自分が自分であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れられること』、つまりは、『生きるエネルギー』

であると書かれています。

これを高めること!ということをイメージしてはいたのですが、その中で、何か足りないものを感じていました。

というのも、私自身の経験では、レジリエンスを学ぶまで、自己肯定感が低いとずっと思っていました。

でも自分のことはそこまで嫌いじゃない(なくなった)し、能力が低いわけじゃないと自分で思えていたけど、どこかモヤモヤしていたし、自分なんてと思う部分も共存していました。

本の中でも、自己肯定感は環境によって高くもなり、低くもなるとは書かれているのですが、その上で、さらにイメージをわかりやすく説明してくれているのが本の中に出てくる木なのです。

自己肯定感をつくる”6つの感”

自己肯定感というものだけで考えていたら、すごくモヤモヤしていたのですが、自己肯定感をつくる”6つの感”を見た時にとてもスーッとわかりやすくなりました。

本では、自己肯定感が簡単に上下動いてしまうのは、この6つの感によって支えられているからと書かれています。

1、自尊感情

自分には価値があると思える感覚。

木でいうと、完全に根っこの部分。この部分が深くなければ、簡単に倒れてしまう。

2、自己受容感

ありのままの自分を認める感覚。

木でいうと、幹の部分で、ここがしっかりしていなければ、まっすぐ伸びない。

3、自己効力感

自分にはできると思える感覚。

木でいうと、枝のようなもので、しなやかに伸びなければ、ポキッと折れてしまう

4、自己信用感

自分を信じられる感覚。

木でいうと、葉のようなもので、信頼という養分がなければ、生い茂ることはできない。

5、自己決定感

自分で決定できるという感覚。

木でいうと、花のようなもので、花は主体的に自分で決めることで開きます。

6、自己有用感

自分は何かの役に立っているという感覚。

木でいうと、実のようなもので、誰かの役に立てること、それ自体が甘いご褒美。

この感覚は影響しあっているのて、悪い方向にも、いい方向にも影響していきます。

なので、それぞれの状況や環境の中で、どうなのかを自分自身で知ることが自己肯定感を高めることなんだと思います。

どうすれば自己肯定感が高まるのか

自己肯定感を高めるための考え方などが書いていますが、その際のコツが、3つあります。

書く(アウトプット)→見える化→インプット(記憶)

やはり、ここでも書くこと、見える化することの大切さが書かれていました。

参考:紙に書く方が頭に残ってアイデアがわく

▲ 以前に書いた記事で他にもオススメの本も書いています。

自分の感じている気持ちを書き出すだけでも、ネガティブな気持ちが消えていくし、見える化しておくことで、気づきも得られる。

自分だけのノートを作って気持ちを書く習慣を作っていくことは本当にオススメです。

私は、全てではないけれど、このブログに感情を書くようにしています。

また、本の中でも出てきますが、3つの良いことを毎日書くとのもすごく有効です。

悪いものばかりに目がいくのではなく、いいことに目を向けて、それを書き、見える化しておくことも自己肯定感を高めていきます。

それぞれ6つの感の高め方は本の中にたくさん書いてあるので、一つずつチャレンジしてみてもらえるといいのかなと思います。

 Marikoのまとめ

これまで、心理学の本をたくさん読んできて私もたくさんの刺激をもらいましたが、正直、読み続けると、みーんな同じことを書いていて、私は飽きてしまうこともありました。笑

結局のところ、私もそう言った本からたくさん学んでいるので、同じことをやっているのですが、この本では、自己肯定感という言葉をさまざまな角度からうまくまとめられて感動しました。

私も今レジリエンスで伝えていることとたくさんリンクする部分や、私が普段から感じていることがそのまま書かれていて、すごく自信にもなりました。

本を読んだことで、私の中でもやもやしていたことが、すごく腑に落ちた本でした。

とてもおすすめの本の一冊です。ぜひ、読んで、実践してみてください